パティシエに資格はいらない!?それでも取得した方がいい「製菓衛生師」とは??

パティシエの資格

パティシエを目指している方の中には「資格は必要なのかな?」と考えたことはあるのではないでしょうか。実はパティシエになるには資格は必要ないんです。では、その中でも「製菓衛生師」という資格があるのですが、この資格を持っているとどんなメリットがあるのか紹介したいと思います!

製菓衛生師とは…?

「製菓衛生師」とは、厚生労働省が認める国家資格の1つです。パティシエとして基礎的な技術や知識があることを証明する資格なのです。パティシエだけではなく、和菓子やパン職人なども取得する資格です。

似ている資格に「菓子製造技能士」という資格もありますが、細かい点で違いがあります。菓子製造技能士は和菓子と洋菓子の資格が別れていて、それぞれ1級・2級があるのが特徴ですが、製菓衛生師はジャンル区分もなく、等級もありません。

「製菓衛生師」の資格を取得するメリットとは…?

では製菓衛生師の資格を取得するメリットについて紹介します。

・お客さんの信頼を得られる

・就職や転職、海外進出に有利になる

・食品衛生責任者の資格を講座を受けずに取得できる

製菓衛生師は国家資格のため、信頼性が抜群です。取得しておくと、衛生管理の正しい知識があり、安全にお菓子を作ることができるアピールになるので、就活する際に役立つのはもちろん、独立した際にもお客様に安心して購入していただけます。海外へ行く時のビザ取得にも、国が認めた技術を持っている証明になるので有利になるでしょう。また、お店を開業する際に必要となる「食品衛生責任者」の講座の受講を、製菓衛生師の資格を取得していると受ける必要がありません。

試験を受けるための条件

「製菓衛生師」の資格を取得するためには、試験を受けなければなりません。またその試験を受けるためには条件があります。

①厚生労働省が指定する養成施設で1年間、製菓衛生師に必要な科目を学んだ人

②菓子店などで2年以上の製菓業務を経験した人

のどちらかの条件を満たした人のみ試験を受けることができます。

製菓衛生師の合格率

製菓衛生師の試験の合格ラインは100点満点で、原則として概ね60点以上とされています。国家試験の難易度としてはそこまで高くはなく合格率も70%〜80%前後です。都道府県ごとに合格率は若干異なり、地域によっては90%ほどになることもあります。

試験内容について

製菓衛生師の試験は7科目のマークシート試験です。四者択一のマークシート形式で行われ、原則として60問出題されます。(受験する都道府県によって異なる可能性があるのでご注意ください)

⚫︎衛生法規(3問)

⚫︎公衆衛生学(9問)

⚫︎栄養学(6問)

⚫︎食品学(6問)

⚫︎食品衛生学(12問)

⚫︎製菓理論(18問)※

⚫︎製菓実技(選択6問)※

※製菓実技については和菓子・洋菓子・製パンから1つ選択します。また「製菓製造技能士」の1級もしくは2級を持っている場合は、「製菓理論」「製菓実技」の科目は免除されます。

おわりに

製菓衛生師の資格は、安全にお菓子を作ることができることを証明できます。取得していると、就職や転職、独立の際に非常に有利になります。また、衛生知識を得ることで日頃の仕事でも活躍しますので是非勉強して製菓衛生師の資格を取得してみてください!

では、また〜!!

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